こんにちは助産師の原田です。
冬の乾燥した季節、ママたちの悩みの一つが赤ちゃんのお肌のトラブルです。
ツルツル・ピカピカのもち肌が当たり前と思っていたのに、湿疹や傷ができると、とても気になります。
しかし、冬だけ乾燥しているわけではなく、赤ちゃんの肌はいつも乾燥しやすいのです。どんなふうにスキンケア「あわあわ沐浴・もちもち保湿」すればよいかお話ししたいと思います。
「あわあわ沐浴・もちもち保湿」スキンケア方法
まず、汗や汚れ、皮脂の多い頭部はヘアシャンプーで、赤ちゃんのからだの大部分は、皮脂分泌が少ないので顔・体用シャンプーを使い、たっぷりの泡でやさしく洗いましょう。
その後、溜めたお湯をかけるだけではシャンプーなどの洗浄料が残りやすく肌の刺激になるので、顔にも身体にも水圧に注意しながらシャワーで清潔なお湯をかけて充分に泡と汚れを流しましょう。
そしてお風呂上りから10分を経過すると、肌の水分は急速に蒸発するため、5分くらいまでを目安に油分とのバランスが良い膜(たっぷりの保湿剤)でふたをする必要があります。
うるおいをキープした細胞がしっかり詰まると、刺激を防ぐバリア機能が整い、刺激に対しても強くなります。
乾燥したカサカサの肌とは、細胞と細胞の間にすき間が多い肌のことを言います。そのすき間からは、花粉や食べ物、ダニなどが侵入しやすくなり、これらをアレルゲンとして認識してしまい「経皮感作」を起こしやすくなります。
肌のバリア機能を保つことがアレルギー予防にもとても大切になり、アトピー性皮膚炎の発症も少なくなるといわれています。
シンプルなことですが、赤ちゃんのときのスキンケアによって「美肌が自慢」の大人へと成長します。
あわ・もちスキンケア7か条
- ガーゼを使うよりも…ママの手でやさしく洗いましょう
- 顔も泡できちんと洗いましょう(赤ちゃんの身体を起こした状態でおでこの方から弱めのシャワーで流すと赤ちゃんは目をつぶってくれます)
- 髪の毛はヘアシャンプーの泡で頭皮を洗いましょう
- 顔、胴体、手足には顔・体用シャンプーを使いましょう
- 洗浄料は刺激の少ないものを選び、よく泡立てて使いましょう(泡状洗浄料が便利!)
- 洗浄料はシャワーのお湯で流しましょう
- お風呂上りには5分くらいまでを目安にたっぷり保湿しましょう
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